会社にお金を残す、“攻め”と“守り”の仕組みを
バランス良く作ることが、経営者の仕事であるというわけです。
誤解のないように言っておくと、
僕は別に税金を払うなと言っているわけではありません(笑)。
あなた自身がちゃんと、
お金の流れを読む能力(ファイナンシャルリテラシー)を磨いて、
本当は誰が誰にお金を払っていて、誰が儲けているのか?
こういうところまでしっかりと把握した上でビジネスをやらないと、
払わなくても良いお金、つまり余分な出費を増やしてしまい、
本当ならば手元に残すことができるお金まで払ってしまうことになるんです。
中小企業が倒産する理由のほとんどが「販売不振」、
つまり売上が下がったことだと言われます。
でも、会社が倒産する=払えるお金がないという状態を意味します。
これ、逆に言えば、売上が1年間0円だったとしても、
1年分の支出に必要なお金を賢く残しておけば、
会社は絶対倒産しないんです。
だから、
払わなくても良いお金はなるべく払わないようにして
お金を手元に残すことは、とても重要なことなんです。